子ども文教常任委員会 報告(1)鵠南小学校等再整備に係る基本構想策定について(中間報告)の質疑(平成29年12月8日)

◆宮戸光 委員 今、基本構想の中間報告があり、様々な視点で比較検討した結果、今後は資料2に記載の「A案」をベースに細部の検討を進めていくとのことでした。この「A案」をベースとした事業を進めるにあたっては、工事期間中における津波避難スペースの確保に課題があることを踏まえ、「校舎棟と屋内運動場の工期を分離し、屋内運動場棟の整備を先行する」とのことでした。9月議会において確認したとおり、基本構想の検討にあたり「津波から児童や近隣住民の命を守る」という視点は欠かしてはならないものです。そこでまず、「A案」を前提に事業を進めた場合、工事期間中において、現在と同程度の津波避難スペースが確保できるのか、確認させて下さい。

◎答弁 既存校舎における津波避難スペースといたしましては、校舎4階及び屋上に約1,800名程度が避難できるスペースがございます。また、「A案」として工事を進めた場合の現時点における想定津波避難スペースといたしましては、先行して整備する屋内運動場棟及び保育園棟の屋上に約1,900名程度の避難スペースが確保できる想定です。ご質問にありましたように、今後におきましても「工事中を含め、津波から児童や近隣住民の命を守る」という視点を欠かすことなく、細部の検討を進めてまいります。

◆宮戸光 委員 概ね同程度の避難スペースの確保ができるとのことでした。引き続き詳細な検討をお願いいたします。続いて、この基本構想を検討するにあたり、将来的な児童数の推移をどのように捉えているのか。仮に児童数が増加した場合、せっかく新しい校舎となっても教室が足らない、結果的に仮設校舎を建設するようでは子どもの教育環境やコストの観点からも非常に危惧する部分であります。その点についてのお考えを伺います。

◎答弁 鵠南小学校区の中長期的な児童数の推計につきましては、現時点では横ばいまたは微減という推計値であるため、基本構想でも現状と同数程度の普通教室数としております。しかしながら、万が一委員ご指摘の状況が生じた際には、校舎各階に設ける予定の普通教室と同様の仕様となっております少人数教室や普通教室として使用可能な多目的スペースも複数配置していく計画としておりますので、これらを活用することにより対応が図れるものと考えております。

◆宮戸光 委員 続いて、これまでの間、職員や地域住民と意見交換などを重ね、「A案」に至ったとのことでしたが、その過程においては様々な意見が挙げられたと推察され、資料1にも抜粋として記載されています。その意見の中で、「保育園の送迎車両などによる路上駐車」について心配の声があったようですが、具体的にどのような対策を考えているのか、伺います。

◎答弁 保育園の送迎車両などによるご心配の声につきましては、この間の説明会等におきまして、複数の住民の方からいただいており、複合化を図るにあたり解決すべき課題と認識しております。具体的には、「配置・平面計画(案)」にありますとおり、13台の駐車場の他、ロータリー形式の停車スペースを設けることによりまして、現在の浜見保育園と同程度の駐車スペースを確保してまいりたいと考えております。この対応策により、「路上駐車」については、一定の抑制が図られると想定しておりますが、供用開始後につきましても、引き続き保護者へ駐車に係るルールの周知徹底を図るなど、ハード面・ソフト面の対応により不安払拭に努めてまいります。

◆宮戸光 委員 地域住民の方の不安が現実とならないよう開園前にまずはルールの周知徹底を、また想定したくはないですが、開園後に万一トラブル等が生じた際には、しっかりと市のほうで対応を図っていただきたいと思います。では最後に「A案」では他の案と比較し、コストの他、スケジュールに課題があるとのことでした。資料2において「設計から工事完了まで約7年」とありますが、屋内運動場棟を先行して整備することを含め、現在想定している各施設の整備スケジュールを伺います。

◎答弁 「A案」を前提とした各施設の現時点における想定スケジュールといたしましては、平成30年度、31年度の2カ年による基本・実施設計を経まして、平成32年度、33年度の2カ年において屋内運動場棟及び保育園棟を整備し、平成33年度中に供用開始することを考えております。その後、平成34年度中に既存の体育館・プールを解体したうえで、仮設校舎を建設するとともに移転し、既存校舎を解体する予定です。校舎建設につきましては、平成35年度から開始し、平成36年度中の供用開始というスケジュールを想定しております。