一般質問(平成26年12月19日) 
件名1「市長の政治姿勢について」
要旨1「東京オリンピック・パラリンピックを見据えた施策について」
要旨2「都市連携について」

件名1「市長の政治姿勢について」
要旨1「東京オリンピック・パラリンピックを見据えた施策について」
要旨2「都市連携について」

議会にて

◆32番(宮戸光 議員) 皆さんこんにちは。町のイルミネーションや年末の慌ただしさに年の瀬を感じる季節になってまいりました。今週は台風並みの爆弾低気圧の影響で週初めから厳しい寒さが続いております。また、インフルエンザもはやっておりますが、皆様方におかれましてはお体を御自愛いただきたいと思います。

 それでは、通告に従いまして、9月議会に引き続き、自由松風会の一員として一般質問のトリを務めさせていただきます。簡潔に質疑をしてまいりますので、おつき合いをいただきたいと思います。

 件名1「市長の政治姿勢について」

 要旨1「東京オリンピック・パラリンピックを見据えた施策について」何点かお伺いいたします。

 皆さんも御存じのとおり、2020年、2回目の東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。1回目のオリンピックでは高度経済成長期において、さらに成長する都市東京を世界に示したと言われております。2回目となるオリンピック、今回は道路交通ネットワークなど、都市インフラが一定程度整備され、成長から成熟社会と言われる現代、都市として何を世界に示すことができるのか。さらに、セーリング競技の誘致支援を進めている藤沢市においては、何を藤沢市のポテンシャルとして世界に示せるのか。これは今後の藤沢市の成長において重要な鍵であると同時に、大きなステータスになるものと認識しているところであります。

 今回の一般質問では、そうした観点から、東京オリンピック・パラリンピックを見据えたソリューションを考えていきたいと思います。

 さて、2020年の藤沢市における高齢化率は、市政運営の総合指針2016によると24.53%と推計されており、その後も上昇傾向にあると推計されております。高齢者が活躍できる社会は元気な社会であり、地域や自治体の元気でもあります。東京オリンピック・パラリンピックの誘致支援については、この機会を好機と捉え、国際交流や平和、健康増進など、さまざまなジャンルにおいてオリンピックを意識した取り組みを進めており、大変期待しているところであります。中でも健康寿命の延伸は喫緊の課題であり、心身ともに健康に生きるや余暇を充実させることを具現化していくことが目標の一つになると考えます。

 高齢者の中には前回のオリンピックを経験、体験されている方も多くおり、人生2回目のオリンピックでは、ぜひ町の活力にも力を発揮していただきたいと思います。

 そこでお伺いいたしますが、高齢者にも活躍していただける場として、例えば観光地のガイドボランティアや高齢者によるおもてなしの仕組みづくりもあわせて進めておくべきであると思いますが、市の見解をお聞かせください。

◎企画政策部長(竹村裕幸)  宮戸議員の一般質問にお答えを申し上げます。
 超高齢化の進展を迎えまして、元気な高齢者の皆さんがさまざまな場面で活躍をいただき、そして健康で生きがいを持って生活をしていただくことは、高齢者一人一人、また、社会にとっても大変重要なことであると認識をしております。

 そうした中で、議員御提案の2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けました観光ボランティアや事前キャンプ等でのおもてなしに当たりましては、高齢者の皆さんの知識や経験を生かし、御自身も楽しく元気に参加していただける取り組みを市民協働組織として設置いたしました誘致支援委員会とともに進めてまいりたいと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) ありがとうございました。
 次に、東京オリンピック・パラリンピックを一過性のイベントにしないスポーツアワードの創設についてお伺いいたします。

 国ではスポーツの競技力の向上を進めるとともに、スポーツ庁の創設などにより、スポーツを通じた健康増進や地域活性化を推進するスポーツ立国を実現することとしております。経済産業省においても東京オリンピック・パラリンピックを通じた地域経済再生に関する取り組みも進められております。さらに、東京オリンピック・パラリンピックを起爆剤に日本中を活性化させるため、専任大臣の設置を実現し、政府一丸となって取り組むとともに、各地で強化合宿や文化イベントを実現し、全国に波及効果をもたらすとしております。

 オリンピック・パラリンピックは文字どおり世界的なスポーツの祭典であり、スポーツによる健康づくりや人間形成をさらに進める大きなエネルギーとなります。裾野が広い山は高いように、スポーツの裾野を草の根的に広げていくことは、市民の健康増進意識を向上させ、町の元気にもつながります。スポーツ推進施策としてトップアスリートを発掘、育成していく施策も重要になってまいります。

 そこでお伺いしますが、スポーツキャリア教育として藤沢市内に居住やゆかりのあるアスリートによる小中学生に対するコーチングを施策として展開することについて、その考え方をお聞かせください。

◎生涯学習部長(中島直) 東京オリンピック・パラリンピックを見据えた本市のスポーツ推進施策として、ジュニア期からトップアスリートの発掘、育成を図っていくことは重要であると考えております。現在見直しを行っております今後のスポーツ施策の基本となります藤沢市スポーツ推進計画(素案)の中でも、市内の小中学校にトップアスリートを派遣する事業など、トップアスリートの活用を積極的に進めることとしておりますことから、今後、実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) ありがとうございました。
 次に、こうしたスポーツキャリア教育や健康増進活動に顕著な貢献を果たした機関、また個人に対する表彰制度の設置の考え方についてお伺いをいたします。

◎生涯学習部長(中島直) 現在市では、スポーツ活動に対して功績のありました指導者を対象として、藤沢市体力つくり運動功労者表彰等を行っております。また、藤沢スポーツ賞として毎年2月に実施しておりますスポーツ人の集いの場におきまして、スポーツの普及、振興等に顕著な功績のありました団体や個人を表彰しております。

 今後につきましては、議員の御提案にありました、スポーツの裾野を広げるために貢献された方々の表彰も含め、さらに幅を広げた表彰制度としてまいりたいと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) ありがとうございました。市長もおっしゃられるように、スポーツは小さいころから、いつでもどこでも誰でもいつまでもスポーツに親しみ、楽しみながらスポーツができる環境づくりが重要であると考えます。

 市内にはスポーツで名声を博している選手や、その道のトップアスリートが多く住まわれていたり、出身であったりいたします。例えばプロのマラソンランナーの原田拓さん。この方は明治小学校、明治中学校、そして湘南工科大附属高校出身で、2004年の箱根駅伝では、この藤沢の3区に出場し、4人抜きを行って、また、ニューイヤー駅伝ではエースとして出場。さらに、本年12月に行われましたホノルルマラソンにおいては、参加者3万人のうち日本人が1万3,000人、その中で日本人の1位、全体では7位という華々しい活躍をされております。

議会にて

資料1

 また、こちらをごらんいただきたいと思います。(資料1を提示)こちらはプロレスラーの諏訪魔選手でございます。真ん中はプロレスラーでなく、これは鈴木市長でございますけれども。右側は江ノ島マンというプロレスラーで、藤沢の御当地プロレスラーでございます。この諏訪魔選手は藤沢の御出身でございまして、現在は全日本プロレスで活躍、三冠ヘビー級チャンピオンにもなった方でございます。また、学生時代につきましては国体二連覇、また、世界選手権の日本代表であったり、オリンピックの強化選手でもございました。

 現在、諏訪魔選手は藤沢市内の青少年の育成に一生懸命取り組まれております。先月、11月に行われました、すわまちおこしですね。諏訪魔選手にまちおこしをかけて、すわまちおこしの大会におきましては、諏訪魔さんがプロデュースされて、チャリティー藤沢大会ということで、藤沢市と、そして藤沢市の社会福祉協議会に売上金の一部を寄附していただいたというようなことで、大変活躍されている藤沢出身の選手でございます。

 こちらの方でございますが、右側の方は江ノ島マンという方でございまして、マスクマンでございます。このマスクマンでございますけれども、ちょっとわかりづらいと思いましたので、きょうはマスクをお借りしてきました。特別に。ということで、ちょっと御披露させていただきたいと思います。(資料2を提示)

議会にて

資料2

議会にて

資料2 側面

(「かぶってみれば」と呼ぶ者あり)

 かぶってみたほうがいいんじゃないかということでございますので、そのほうがいいですか。では、ちょっとかぶった中で説明をさせていただきます。

 こういう形ですね。全国にもこのようなマスクマンの方がいらっしゃいます。まず、目ですね。目につきましては、これは藤沢市の市のマークですね。市の記章ですか。この紫色になっておりますが、これが藤沢市のフジの花の色。そして、ここには裸弁財天の琵琶ですね。こちらのほうがシーキャンドルだと思いますが、頭の上に江の島のシーキャンドル。そして昔の旧灯台がモチーフされております。また、こちら側にはヨットがあると思うんですけれども、ヨットがありますかね。オリンピックでヨット競技を誘致できるということと、そして、こちらのほうが、みなぞう君ですかね。みなぞう君があると思います。こちらのほうがイルカがモチーフされていると思います。そして、こちら側ですかね。こちら側が、右側のほうが小田急線のカラーになっていると思うんですけれども。こちらのほうが湘南電車のカラーになっているんだと思います。

 大体そんなところだと思うんですが、このような形で非常に藤沢のシティプロモーションにも一役買っていただいて、この江ノ島マンが藤沢大会におきましては見事、藤沢の市民の声援に応えて勝利をされたと。初白星ということでございまして御披露させていただきました。
(「そのままでいいよ」と呼ぶ者あり)

 そのままのほうがいいんじゃないかということでございますが、大分息苦しくなってきましたので、ちょっと取らせていただきましたけれども。ありがとうございます。

 そこで、質問に入らせていただきたいと思いますけれども、藤沢にゆかりのあるスポーツ選手に本市のスポーツ振興の一助として、その役割を担っていただくという、いわゆるスポーツ親善大使とする取り組みが必要であると考えますけれども、市の考え方について伺います。

◎生涯学習部長(中島直) 本市にはプロ、アマを問わず藤沢にゆかりのあるスポーツ選手や関係者が多くいらっしゃいます。先ほど申し上げました藤沢市スポーツ推進計画(素案)におきましても、トップアスリートの活用や2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、本市の魅力やイメージを効果的かつ継続的にアピールする取り組みを施策として挙げております。

 今後につきましては、これらの施策を具体化する中で、スポーツ振興だけでなくシティプロモーションも含めました幅広い視点から、既に御活躍いただいている観光親善大使との役割の整理等も行いながら、藤沢にゆかりのあるスポーツ選手に本市のスポーツ推進施策の顔としてその役割を担っていただくという、議員御提案のスポーツ親善大使の取り組みにつきましてもさまざまな角度から前向きな検討を進めてまいりたいと考えてございます。

◆32番(宮戸光 議員) ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、食の観点から質疑を行ってまいります。
 健康寿命の延伸にはスポーツなどを通じた健康づくりとあわせて、食による健康づくりも重要であるのは言うまでもありません。昨年の12月4日には多様で新鮮な食材、栄養バランスにすぐれた健康的な食として、日本人の伝統的な食文化、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 そこでお伺いいたしますが、私が以前から提案している和食をテーマにした6次産業化による健康づくりに対する考え方と、今後の取り組みの方向性についてお聞かせいただきたいと思います。

◎保健医療部長(坂本洋) 和食が今回のユネスコ無形文化遺産に登録するに当たり、和食の一汁三菜、主食、主菜、副菜、汁物を基本とする食事スタイルが栄養バランスにすぐれた健康的な食生活であることや、魚や豆類が多く、野菜が豊富で脂肪が少ないこと、新鮮さや季節感を大切にし、日本の文化である年中行事と密接なかかわりがあることなどが見直されており、食文化として日本食を大切にすることを広く普及啓発する重要性を再認識したところでございます。また、おいしい地元のものを食べて育った子どもたちは、地元を愛し、誇りを持ち、地元でとれるものを食べるようになる。この循環が郷土愛を深めることにつながると考えております。

 こうしたことを踏まえ、和食に代表される健康な食事を広く市民の方に御理解をいただくとともに、食材や食事を提供される方にも御理解いただき、市民の健康づくりにつなげるために、議員御提案の6次産業化の取り組みなども含め、食を通じた健康づくりを関係機関と連携しながら具現化に向け幅広く検討してまいりたいと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) よろしくお願いいたします。
 次に、松風会の同僚議員も質問をしているロボット活用の視点からお伺いいたします。

 藤沢市は、さがみロボット産業特区に指定され、ロボットを活用した健康づくりなど、県内においてもフロントランナーとしての役割を果たしていると認識しております。

 そこでお伺いいたしますが、ロボットを活用したさらなる健康増進施策の普及の考え方についてお伺いいたします。

◎保健医療部長(坂本洋) ロボットを活用しました取り組みとしましては、9月より市内の病院が行っているコミュニケーションロボットPALRO(パルロ)による転倒防止、体力向上のための運動支援アシスタントツールとしての有効性検証のための実証実験へ支援を行い、10月には開発した企業と介護予防等事業における連携に関する協定と締結を行っているところでございます。この実証実験につきましては、高齢者を対象に週2回、1時間程度の軽体操を実施し、体力の保持増進や認知機能の向上を検証するもので、終了後には身体機能、筋骨格機能、認知機能の評価を行い、ロボットを活用した指導効果について科学的検証が行われる予定をしております。

 こうした科学的検証の結果を待ちまして、ロボットを活用した健康増進施策等の普及につきましては、さらなる有効的な活用を実現できるよう検討してまいりたいと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) よろしくお願いいたします。
 9月の一般質問でも取り上げましたが、藤沢市はさがみロボット産業特区と京浜臨海部ライフイノベーション特区という2つの総合特区と、そして国家戦略特区の合計3つの特別区、特区の地域に指定されている、全国でもまれな地域であります。特にさがみロボット産業特区は、今後、産業やサービスの拡大が見込まれる分野であることから、ロボットが市民生活と密着したまちづくりに期待するところであります。

 今回の総選挙の結果、自公連立政権が続投し、今後、地方創生を規制改革により実現することになると存じます。国では新たな発展モデルを構築しようとする、やる気のある志の高い地方自治体については、国家戦略特区における地方創生特区として早期に指定し、地域の新規産業、雇用を創出すると施策を講じております。

 東京オリンピック・パラリンピックの誘致支援や超高齢化社会への対応など、市のさまざまなポテンシャルを活用した取り組みを初めとして、まちづくりの活性化のため、国との連携を強化するために市役所内に特区活用企画室を設置すべきと思いますが、いかがでしょうか。

◎企画政策部長(竹村裕幸)  総合特区と国家戦略特区につきましては、ただいま議員から御紹介いただきましたとおり、絶好の機会と捉えておりますので、市民生活の質的向上につなげるためにも積極的に取り組みを進めてまいりたいと考えております。このほかにも東京オリンピック・パラリンピックの誘致支援や超高齢化による社会システムの大きな変化への対応も求められており、特区を含みます全庁的な特定課題につきましては、現在は庁内の横断的な連携によりまして取り組みを進めているところでございます。

 議員御指摘の専門部署の設置につきましては、来年度に向けまして全庁的な特定課題や政策課題に関する担当を企画政策課に設置するよう調整をしております。特区関連事業につきましても、この担当におきまして総括的な役割を担い、推進してまいりたいというふうに考えております。

◆32番(宮戸光 議員) よろしくお願いいたします。
 次に、要旨2に移らせていただきます。
「都市連携について」何点かお伺いをいたします。
 藤沢市では松本市を初めとした姉妹友好都市、さらには湘南広域都市行政協議会、近隣市との連携、災害時相互応援協定といった、市民生活の向上などを目的としたさまざまな自治体との連携を進めており、そのことがお互いの都市の活力につながるものと認識しております。

 そこで、早速でありますが、今後の都市連携や姉妹友好都市の方向性についてお伺いいたします。

◎企画政策部長(竹村裕幸)  都市連携につきましては、本年5月の地方自治法の改正におきまして連携協約制度が創設されたことを初め、さまざまな広域的な取り組みが求められている現状を踏まえ、共通の課題や目的を持つ自治体とは相互に連携を深めていくべきものと考えております。

 姉妹友好都市につきましては、これまでの経緯からも、市民交流や市民の機運の高まりを捉え、それを経済、文化などの分野での継続的な都市間の交流に発展させていくことを目的としておりますので、新たな締結につきましては、その時期を捉えて進めていくべきと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) わかりました。
 しかし、私は、こうした取り組みこそまさに一期一会、この機を逸することなく進めていくべきものと考えます。そうした中、圏央道の開通に伴い人の流れ、物の流れが大きく動いており、海老名インターも混雑が目立っております。これは観光にも言えることであり、長野や群馬の方が行く海水浴やレジャーなども多くの方が湘南海岸、湘南方面へと流れが出ているようで、藤沢に人の流れを呼び込む大きなチャンスであります。

 そこでお伺いいたしますが、藤沢市と圏央道周辺自治体との連携により、藤沢をゴールやスタートにした新たなデスティネーションルートを構築していくべきであると思いますが、いかがでしょうか。

◎経済部長(武田邦博) 圏央道開通に伴いまして、東京北部や埼玉、群馬方面、また、中央自動車道、関越自動車道方面からのアクセスの向上により、観光客の増加が見込まれるものと考えております。これまでも海に面していない北関東方面での観光キャラバン等を実施し、駅頭キャンペーンやサービスエリアでのキャンペーン、現地の新聞社、テレビ局、旅行会社等の訪問など、観光PRをしてまいりました。また、本市と姉妹都市であります松本市とは平成25年11月に藤沢及び松本の観光交流に関する協定を江ノ島電鉄と松本のアルピコ交通が結び、春から相互でバスツアーを展開するなど、官民一体となり両市の交流を一層深め、誘客に取り組んでおります。

 今後も見直しをいたしました藤沢市観光振興計画に基づき、圏央道全線開通を視野に入れ、民間事業者や近隣自治体及び県外自治体等と連携して、議員御提案の新たなデスティネーションルートの構築、広域での観光PR事業の推進について取り組んでまいりたいと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、ヘルスツーリズムという言葉があります。これは旅行という非日常的な楽しみの中で健康回復や健康増進を図るものと解釈されています。旅をきっかけとして旅行後も健康的な行動を持続することにより、豊かな日常生活を過ごせるようになると考えられております。

 現在鵠沼橘市民の家として利用され、国の登録有形文化財でもある旧後藤医院鵠沼分院が、みなかみ町にお住まいで高山村の御出身である塩原さんから本市に寄贈がありました。このことをきっかけとした高山村との御縁については、補完的な観点から藤沢市にない高山村の資源を活用したさまざまな連携が考えられます。例えば、群馬県所有の青年の家を活用した教育キャンプの実施、天文台や高山村営牧場を活用した野外学習の実施、パース大学看護寮を活用した自然体験旅行などであります。さらに、藤沢市にあるロボケアセンターなどを活用したヘルスツーリズムなども想定できます。

 そこでお伺いいたしますが、圏央道周辺自治体との交流など、市の活性化に結びつけていく取り組み、さらには災害協定の構築の考え方についてお聞かせください。

◎企画政策部長(竹村裕幸)  群馬県高山村は群馬県の北西部に位置いたしまして、キャンプ場や高原牧場を有するほか、群馬県立ぐんま天文台が設置される自然豊かな村でございます。また、現在鵠沼橘市民の家として利用されております国の登録有形文化財でもある旧後藤医院鵠沼分院を開設され、本市に寄贈いただいた方が高山村御出身ということから、今年度も高山村の皆さんに市民まつりに参加をいただくなど、交流が深まってきているところでございます。

 こうした交流をもとに、圏央道の開通に合わせ、高山村の協力を得ながら群馬、埼玉県域に藤沢の魅力を訴求できるよう努めてまいりたいと考えております。さらに、連携の対象や範囲についても広がりを持たせ、防災や商店街、地域などのさまざまな事業について、補完的な関係性という新たな視点も踏まえながら、その可能性を追求すべく、高山村との情報交換を行いながら取り組んでまいりたいと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) よろしくお願いいたします。
次に、市民生活レベルでの交流を基礎として、宮古島との交流を進めていくべきと考えます。宮古島市はエコアイランドと呼ばれるとおり、本市でも実証実験が開始された電気バイクの取り組みや、6次産業化も進んでおりますことから、シラスと海ブドウのコラボ食品などを初めとした海産物での連携、さらには、ビーチバレーなどのテーマごとの民間交流の促進についての考え方と、これらさまざまな産業等交流の先にある都市連携や姉妹都市締結の可能性について伺います。

◎企画政策部長(竹村裕幸)  宮古島市とは市民まつりなどでの交流がスタートし、議会での交流も進められているところでございますので、今後、地域の魅力や特色を生かした取り組みが進むことで、さらに交流が深まり、双方の活力が高まっていくものと思っております。

 産業交流につきましては、生産、加工、流通を一体化したビジネス、いわゆる6次産業化に取り組む漁業者も本市にいらっしゃることから、お互いの地域資源を生かした連携について試行や実証なども視野に入れ、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。都市間連携につきましては、宮古島市の特産品の学校給食等での活用や、スポーツを初めとした幅広い分野での都市間連携が考えられますので、創造性を発揮しながら事業化を目指した研究を進めてまいります。

 姉妹友好都市につきましては、こうした産業交流や都市間連携が一層盛んになり、市民の機運が高まってくる中でその姿が見えてまいりますので、まずは両市の情報交換と市民レベル、民間レベルでの交流の具体化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) ぜひよろしくお願いいたします。
 この1年、都市連携についても着実に歩みを進められたものと考えております。他自治体とのつながり、協力による本市の魅力、活力の向上を目指す都市連携は、市長が取り組まれているマルチパートナーシップの一つとして重要な要素になるものと思います。

 そこで最後に、都市連携におけるマルチパートナーシップの意義について市長に御見解を伺います。

◎市長(鈴木恒夫) 私は、マルチパートナーシップとは、市と市民の皆様を初めとするさまざまな個人や団体が協力をしながら取り組んでいく上で必要となる信頼と共感に基づく関係であり、都市連携もマルチパートナーシップの大切な形の一つであると考えております。

 特にことしは日本非核宣言自治体協議会設立30周年記念大会や、東海道シンポジウム藤沢宿大会の開催誘致によって、参加された市民の皆様や、また、多くの自治体との交流を図ってまいりました。また、多くの市町村、それぞれの観光協会などの方々に御参加をいただいた市民まつりにおきましては、自治体相互のPRや名産品の販売などを通じて、市民の皆様にもそれぞれ地方の風土や生活を感じながら、お互いの交流を深めていただいたところでございます。こうした取り組みは多くの方々に楽しみや興味を生み、そして、他の都市とのつながりを市民の皆様にも感じていただけるものと思っておりまして、本市の都市連携の新たなスタイルになると考えております。

 今後につきましても、市民生活の質的向上を目指して新たなスタイルを模索しながら、マルチパートナーシップの構築を前提に市民や団体にとって実りある、人と町とが元気になるつながりをさまざまな場面で培っていくよう取り組んでまいりたいと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) 鈴木市長、ありがとうございました。これからも新たなスタイルのマルチパートナーシップ都市連携を進め、市民の皆さんの楽しみや笑顔につながる、そして町の活性化につながる施策として進めていただければと思います。お願いいたします。

 それでは、少々意見を述べさせていただきます。

 まずは東京オリンピック・パラリンピックを見据えた施策については、オリンピックを一過性のものにしないため、スポーツの分野だけではなく高齢者の方にも御協力をいただく、おもてなし、食を通した健康づくり、そして、スポーツ施策を推進するスポーツ親善大使の創設など、オリンピックを持続性のあるものにしていくさまざまな提案をさせていただきました。こうした取り組みは経済成長のみならず、自治体の成長という大きなブースターになるものと考えております。ぜひとも鈴木市長のリーダーシップのもと、既存の施策にストーリーを与え、新たな効果を創出するまちづくりにつなげていただきたいと思います。

 また、都市連携につきましては、人口減少、少子超高齢社会にあっても持続可能な地域の活性化を目指し、住民が安心して快適な生活を営んでいけるよう、市による行政サービスの強化など、自治力を強化する手法の一つとして非常に有効なものと認識しております。

 現在は地方分権の時代であり、広域連携については国が定住自立圏構想を示したものの、広域都市連携のあり方については各自治体のイニシアチブに任せられています。つまり、各市町村がそれぞれの判断、考え方に基づき効率性や経済性など多様な目的で展開していくこと、自治体間のパートナーシップに基づき、時代の変化や市民ニーズに柔軟に対応できる連携が必要であると考えております。

 藤沢市はことし、主婦が幸せに暮らせる町ランキングで全国1位になりました。これは非常に名誉なことで、他市に誇れることであると思うと同時に、先人たちの努力の積み重ねの成果であると考えています。人口減少時代と言われ、国でも総合的な少子化対策や若い世代の就労、結婚、子育て、女性が活躍できる社会づくりを進めようとしております。職員の皆様も自分の視線で未来や市政を考えるのではなく、例えば市長の目線になって想像する場面もあれば、新採用職員の目線で考えることも必要になる場合もあると思います。いろんな人の目線で生活を考え、いろんな方の生活を知ること、こうしたことは市民サービスを提供する職員、また、私たち議員にも改めて求められている感覚ではないでしょうか。

 るる申し上げましたが、来年は市制施行75周年、市の花フジと市の木クロマツが制定45周年を迎えます。制定した当時、先人たちは現在の藤沢市の発展を選択し、創造していたと思います。地道に続けていくことは、見た目は地味でも確実な成果につながるものであると考えます。将来の藤沢市のためにともに努力をしていただくことをお願い申し上げます。

 これから冬本番、来週はクリスマス、本日を入れ、あと13日で平成26年も終わりとなります。来年は慌ただしい年になるかと思いますが、ぜひ皆さん、よい年を迎えていただきたいと思います。

 以上で私の一般質問を終わります。御清聴まことにありがとうございました。