一般質問(平成25年9月18日) 件名2「本市の新たな施策構築について」 要旨1「本市の各計画の融合から得られる新施策について」

件名2「本市の新たな施策構築について」
要旨1「本市の各計画の融合から得られる新施策について」

本市には各部課においてそれぞれの計画が存在し、施策が講じられております。今回は3つの計画を融合し、6次産業化に向けた取り組みについて聞いてまいります。

それでは、まず、藤沢市地産地消推進計画の意義、目的について伺います。

◎経済部長(新倉力) 藤沢市地産地消推進計画につきましては、藤沢市地産地消の推進に関する条例に基づき、生産者、消費者、事業者及び市が一体となって地産地消に取り組むことにより、市内産農水産物の流通を促進して生産者と消費者のかけ橋となり、新鮮で安全な食料の提供、消費の実現を図るとともに、本市の特色ある農水産業の持続的な発展及び健康で豊かな市民生活の実現に資することを目的といたしております。

◆32番(宮戸光 議員) それでは、次に、藤沢市食育推進計画の意義、目的について伺います。

◎保健医療部長(坂本洋) 藤沢市食育推進計画につきましては、本市の食育に関する総合的な施策を推進する指針となるもので、「市民1人ひとりが生涯健康であるために、自分に適した食生活を送る力を育む」を目標に、家庭、地域、学校、企業、行政などが役割を分担、連携し、食育をより一層総合的かつ計画的に推進するものです。藤沢市健康増進計画の栄養、食生活を担うものとして位置づけられております。

◆32番(宮戸光 議員) ありがとうございます。

次に、藤沢市健康増進計画の意義、目的についてお聞きいたします。

◎保健医療部長(坂本洋) 藤沢市健康増進計画につきましては、本市が目指す市民、地域の健康を支えるまちづくりを推進するため、市民、地域、行政がともに健康づくりに取り組む指針です。「自分自身でつくる健康、家庭ではぐくむ健康、地域で支えあう健康」を目標に、病気や寝たきりにならないよう、日ごろからみずからの健康の保持と増進に努め、健康寿命を長く保つとともに、健康に人生を楽しむための環境整備に取り組み、健康で明るく活気に満ちた藤沢市を目指すものでございます。

◆32番(宮戸光 議員) 次に、山本市長時代に行ったヘルスアップモデル事業の目的について伺います。

◎保健医療部長(坂本洋) 国保ヘルスアップモデル事業につきましては、厚生労働省の指定を受け、本市が平成14年度から3カ年にわたり保健医療センターにおいて、生活習慣病の予防のための個別健康支援プログラムの開発、実施、評価を目的に取り組んでまいりました。この取り組みの仕組みにつきましては、現在の特定保健指導や循環型健康づくりの基礎となっております。

◆32番(宮戸光 議員) ありがとうございました。

次に、ヘルスアップモデル事業のデータ活用はされているのか。個々のデータや全体としての傾向を捉えた活用についてお尋ねいたします。

◎保健医療部長(坂本洋) ヘルスアップモデル事業の実績といたしまして、当時事業に参加された方で食事支援を実施した方につきましては、そうでない人と比べて医療費の増加が抑制されているという結果が出ておりまして、現在もモデル事業のプログラムを取り入れた保健指導を実施しております。また、平成20年度以降、特定健診、特定保健指導が実施されましてからは健診、保健指導データの分析を実施しております。

◆32番(宮戸光 議員) 次に、本市の医療費のここ15年間の推移はどうなっているのか、お尋ねをしたいと思います。

◎保健医療部長(坂本洋) 本市の医療費の15年間の推移でございますが、国民健康保険の保健給付費の決算額で申し上げますと、15年前の平成10年度が123億7,000万円、平成15年度が159億9,000万円、平成20年度が226億2,000万円、平成24年度が258億7,000万円の見込みとなっております。

◆32番(宮戸光 議員) 次に、ただいまお答えいただきました内容を整理いたしますと、まず、地産地消推進では農水産業の持続的な発展、そして健康的で豊かな市民生活の実現を、食育推進では市民一人一人が生涯健康であるため自分に適した食生活を送る力を育むこと、そして、健康増進では健康寿命を長く保つとともに健康に人生を楽しむということでございました。また、山本市長時代に行った個別健康支援プログラムが特定保健指導や循環型健康づくりの基礎となっていることや、平成20年度以降、特定健診などが実施されてからは健診、そして保健指導データの分析を行っているということでございました。さらには、ここの15年間の医療費については右肩上がりで伸び続けている現状もわかりました。

そこでなんですけれども、市民が健康診査を受診した後、それぞれ健康を維持するために、このレセプトデータを活用し、地元でとれた食物を体に合った調理法でおいしく食べてもらい、より健康になっていただければよいかと思います。もちろん健康になればふえ続けるであろう医療費の抑制にもつながりますし、市内随所の飲食店で健康食が食べられれば産業の振興、そして商店街の活性化にもつながるわけでございます。

食とは人をよくすると書きます。また、医食同源という言葉があるように、それぞれの計画を融合させ、おいしく食べながら健康増進、藤沢版タニタ食堂、(仮称)藤沢元気食堂の施策構築についての地産地消、そして食育推進、健康増進、産業振興のそれぞれの視点における考え方について理事者からお聞かせいただきたいと思います。

◎副市長(藤間豊) 初めに、地産地消の観点でお答えを申し上げます。

藤沢市地産地消推進計画におきましては、地産地消を推進するために藤沢市が目指す6つの目標を掲げております。その一つに飲食店や公共施設、あるいは家庭等での湘南ふじさわ産農水産物、あるいは食品の利用促進ということがございます。そういった意味で、公共施設等において湘南ふじさわ産農水産物を利用して健康に配慮したメニューを提供することにつきましては、利用者の健康管理につながるものとともに、藤沢市地産地消推進計画の趣旨にも沿うものであるというふうに考えるところでございます。

次に、産業振興の観点から申し上げますと、例えば商店街の魅力づくりの一つとして地元食材を使った健康増進のためのメニュー化など、いわゆる食を通じた健康増進に向けた取り組みを商店街全体で行うことは、商店街のにぎわい創出といったことにもつながるというふうにも考えているところでございます。本市でも、こうした活動の具体例といたしまして、現在藤沢駅南口の商店街で地元食材を用いた保健改善プログラムというものを商店街の活性化策の一つとして検討が進められているところでございます。

市といたしましても、昨年から進めております商店街の特色づくりの一つとして、このような取り組みにより地産地消の推進、あるいは健康増進、商店街の活性化が同時に図られる有意義なものというふうになると考えておりまして、県の補助制度の活用等も含め、支援に向けたあり方について現在検討を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

また、市全体の取り組みといたしましては、今年度から地産地消の推進とともに、市内経済の活性化へ向けまして、ふじさわ元気バザールの試行実施に取り組んでございます。平成27年度からの本格実施に向けまして、藤沢でしか味わえないものを提供する場、あるいは、藤沢のまだまだある隠れた名品やすぐれた技術を紹介する場として、その仕組みにつきまして実行委員会において検討を鋭意進めているところでございます。

このふじさわ元気バザールにおきましても、今後の戦略といたしまして、藤沢の新鮮な農水産物や商品、あるいは技術の紹介に加えまして、今、御指摘のあった健康志向の要素も加えていくこともイベントの集客の効果を上げ、藤沢市の存在感を高めることにも通ずるというふうに考えているところでございます。

◎副市長(石井恒男) 最後に、食育、健康の視点といたしまして、食育や健康づくりを支援する環境整備の一つといたしまして、現在健康づくり応援団事業を市内のNPO法人に委託しまして、えのしま・ふじさわポータルサイト内に掲載をしております。内容といたしましては、健康講座・教室の開催情報、健康ナビ情報としてメールマガジンの配信や健康情報、アイデア野菜料理レシピなどでございます。また、店内全面禁煙や栄養成分表示、ヘルシーメニューの提供など、食べる方の健康づくりを応援する健康づくり応援団協力店を認定して紹介をしております。

今後も市民が利用する飲食店でヘルシーメニューの提供ができるよう、推進をしていきたいというふうに考えております。

◆32番(宮戸光 議員) 非常に前向きで積極的な御答弁ありがとうございました。

9月4日の新聞で、横浜市の楽しみながら健康増進へという記事が掲載されておりました。この横浜市の取り組みは食ではなく、歩いた歩数に応じて市民が特典を得られるという運動タイプのシティプロモーションでございます。

議会にて

資料1

さて、最近、大手のヘルスメーカーのタニタさんが健康食堂を開設され、大変はやっているわけでございます。私、先日、東京の丸の内にあるタニタ食堂へ、ちょっと出向いてまいりました。(資料1を提示)当日は平日ということで大変混雑しておりまして、30分ごとの整理券が配られておりました。なぜ30分なのかなということで思ったわけですけれども、そのまま券売機へ進みまして、日がわりメニューと週がわりメニュー、この2つがありまして、私は週がわりメニューを購入いたしました。

そして、列が進み、御飯を自分でよそうわけでございますけれども、市長から向かって右のパネルですね。御飯を、お茶碗に目盛りがついているんですね。目盛りがついている。これでグラムとカロリーが一目瞭然でわかるようになっていたのには、まず驚きました。こういったお茶碗は見たことがなかったものですから。これなら食べ過ぎることもなく、また、一々はかりに載せる必要もないのかなというふうに思いました。(資料2を提示)

議会にて

資料2

私がいただいたのは市長から見て左の、これはレンコンと鳥ひき肉のぴり辛炒め定食。これで御飯が100グラムであれば529キロカロリー、塩分は4.5グラム。反対側の、この右側のほうですね。市長から向かって右側のほうでございますが、これはサワラの野菜あんかけ定食で、これで514キロカロリー、塩分が3.6グラムでありました。大変ボリュームのあるもので、味もおいしかったです。

御飯のこの横ですね。この向かって左のパネルの御飯の横にある緑色のこのものですけれども、これはマカロンタイマーといって、食べる時間をはかるものでございます。1定食当たり30分程度を目安に、よくかんで食べることにより胃にも優しく、満腹中枢が刺激され満足度もアップするということにつながるようです。先ほどの整理券の話ですが、30分ということで、なぜ30分なのかなと。30分かけて食べてくださいということだったので、そういったこともわかりました。

これがはやる理由といたしまして、カロリーや塩分を気にせず、そして満腹になれるということや、かみ応えのあるメニュー、10キロの減量に成功した、これらの定食のレシピを使って旦那さんにお弁当をつくって、旦那さんが痩せていったというような、そんなこともあるようでございます。

また、本市の食堂に、職員会館の1階の売店で、この企業が監修したデザートプリンが実は置いてある。これは職員の方が教えてくださったんですけれども、こういうものを置いていました。(資料3を提示)これで1つ100キロカロリーということでございまして、私は食べましたけれども、非常においしかったです。売店の方の話だと、入荷するとすぐに完売してしまう商品だということでございます。

議会にて

資料3

このように、昨今の食を通しての健康志向は大きく広まって、今や一大産業になっているということでございます。

そこでですが、先ほどの3つの各計画を融合して、本市として何か得られるのではないかと。先ほどの御答弁をもとに具体的な施策として表にまとめてみました。(資料3を提示)

こちらをごらんください。まず食育推進計画、そして地産地消推進計画、健康増進計画、これらを融合し、藤沢に来ればおいしいものが食べられ、藤沢で食べれば健康になるということですね。医食同源・6次化産業プログラム、(仮称)藤沢元気食堂。こういったものをぜひ施策としていかがかなと御提案したいと思います。

この6次化産業プログラムの(仮称)藤沢元気食堂は、本市が進めているふじさわ元気バザール施策にも先ほどの御答弁のとおり合致するもので、健診の受診率のアップやレセプトの活用、また医療費の抑制、そういったものにもつながりますし、また、農水産業の振興や商店街の活性化、こういったものにも、商店街のにぎわい創出にもなるかと思います。

ぜひおもてなしの心で藤沢にお越しいただいて、食を通して実感していただいて、健康になって藤沢を共感してもらい、市内の魅力、特徴の発信と都市優位性の強化、食を通したシティプロモーションにつなげ、藤沢の存在感をさらに高めてみてはいかがでしょうか。理事者の見解を伺います。

◎副市長(石井恒男) 株式会社タニタは、そもそもはかりのメーカーでございますけれども、健康を考えた食事を提供する社員食堂が話題となって、このことにより企業としてのブランド力や認知度がさらに高まったものというふうに捉えております。安心の地元産食材やヘルシーメニューの提供など、多角的な視点からのアプローチによって、藤沢に来れば健康になる、藤沢の産物を食べれば安心といった魅力を創出していくことは、都市としてのブランド価値を高めていくことにつながるものと考えております。

シティプロモーションの推進につきましては、10月に入りまして準備会を関係団体、市民団体等の皆様と立ち上げ、推進方法や方針、コンセプトの素案の検討などを進めてまいります。食につきましては性別、世代を問わず大変関心の高い分野でありまして、シティプロモーション推進に当たりましても大変重要な視点と捉えておりますので、ただいまいただきました御提案を含めまして具体的に検討してまいりたいと考えております。

◆32番(宮戸光 議員) それでは、次に、この地産地消、食育、健康増進に関する各計画を推進していくために、本市としてセンター的な役割、具体的な形として(仮称)藤沢元気食堂を新庁舎建設の際に庁舎内にシティプロモーション機能として取り入れてみてはいかがでしょうか。御見解を伺います。

◎副市長(石井恒男) 新庁舎の建設につきましては基本構想を踏まえた基本設計が始まった段階でございまして、階層ごとの部課などの割り振りやレストラン、コンビニ、喫茶等の設置についてもこれから検討を行っていく状況でございます。特にレストランにつきましては、採算性、営業時間、周辺の飲食店への影響等の問題がございますので、慎重に検討していく必要があるものと考えております。

市民の健康、食育や地産地消ということを積極的に推進していくために、新庁舎内に藤沢版タニタ食堂を構築いたしまして健康意識を高め、藤沢の魅力としてシティプロモーションにつなげたらどうかという議員の御提案につきましては、現在のところレストランの設置についてはまだ未確定ということでございますけれども、設置する方向になった場合には十分に検討させていただきたいというふうに考えております。

◆32番(宮戸光 議員) それでは、意見を少々述べさせていただきます。

本政策を講じる上で、ぜひスローガン、市長宣言を掲げていただきたいと思っております。この施策は地産地消の推進、そして食育の推進、健康増進、商店街の活性化、産業振興、医療費の抑制を融合させることによって市の価値を確実に上げるものと考えております。一石六鳥であります。シティプロモーションとふじさわ元気バザールを兼ね備えた食を通した実感、共感、存在感あふれるスローガンを、市長宣言を、市長、ぜひ講じていただきたいとお願いいたします。

件名3「本市の災害復興施策について」 要旨1「災害に備える対策について」>>