一般質問(平成22年12月10日)要旨1「市長就任以来の各施策,各事業又それに伴う問題・課題について」 件名1「市長の政治姿勢について」

議会にて

◆16番(宮戸光 議員) 皆さん、おはようございます。早速ではありますが、自由松風会の一員として一般質問を行わせていただきます。
件名1「新たなまちづくりについて」
要旨1「観光拠点構築などのまちづくり、それに伴う諸問題について」質問させていただきます。
本市は一見、江の島を中心に観光が発展したかのように思いますが、実は、今から124年前の明治19年に鵠沼海岸が全国で3番目、本市初の海水浴場として開設をし、本市観光の扉を開いたわけでございます。片瀬西浜海水浴場は1947年(昭和22年)以降に開設をされました。この際、本市観光の発祥である鵠沼海岸の生い立ち、歴史について触れたいと思います。
明治20年7月に東海道線藤沢駅が開設し、鵠沼海岸海水浴場、すなわち本市の観光に弾みがつきました。江之島電気鉄道、現在の江ノ島電鉄が開業する明治35年までの15年間は、藤沢駅を下車してから一本松を渡り、歩きか人力車で今の本鵠沼あたりを抜け、鵠沼海岸に向かっておりました。このころの東海道線は単線であったため東京から片道数時間かかり、日帰り観光ではなく宿泊を伴った観光でにぎわっておりました。藤沢駅開設1年前の明治19年に鵠沼館が、明治22年に對江館が、明治25年に東屋旅館が相次いで鵠沼海岸2丁目に開業いたしました。東屋旅館の様式と規模は、引地川と相模湾を控え、江の島や富士山などを眺望する風景式の日本庭園の中に、2階づくりの母屋3棟を中心とした離れ家などから構成されていた大旅館でありました。画家川合玉堂の絵巻で当時をかんがみますと、電気がないものの、夕食はビールが出ておりました。また、一般の部屋は相部屋で、おふろは男女混浴であります。今では考えられません。かなりはやっていた様子もうかがえることができます。
江ノ電開業後は鵠沼駅から鵠沼海岸まで向かう道のりが主流となりました。その結果、それまで畑や人家もない荒野の鵠沼が、日本初の大型別荘分譲地として伊東将行らを中心に大開発されていきました。底地権者だった旧大分藩の子爵大給松平家は分譲地の御神霊として鳥居や灯台を当家より遷座し、明治38年、賀来神社は鵠沼住民の郷社、守護神となりました。この分譲地は旧大名の蜂須賀家や久松家、藤堂家や三井物産創業者の益田孝氏など多くの華族や政財界の方々が購入をいたしました。当時の別荘1区画は面積は1町歩、3,000坪でありました。
昭和4年に小田急線が開通いたしますと観光客はさらにふえ、それまでの宿泊型観光と同時に日帰り観光客も増大、昭和6年には鉄道省による海の家が開設され、さらに発展をいたしました。
こちらをごらんください。(資料1を提示)

議会にて

資料1を提示する

これは昭和22年の鵠沼海岸一帯の航空写真です。ここが引地川。今はこのように、ここに出ておりますけれども、当時はこういう形で曲がっておりまして、こちらが境川ですね。これが今の鵠沼海岸駅。鵠沼駅。そして江ノ島駅ということで。今申し上げたのが、ここに海の家がありました。これが鉄道省が開設した海の家で。そしてまた、こちらをごらんいただくと、こちらのほうは昭和15年に東京オリンピック、これが開催される予定であった、その水泳の強化選手のためのプール。県立の鵠沼プールというのが開設されまして、ちょうどこれがそのプールなんですが、後にオリンピックが幻のオリンピックということでありましたので、これが県から無料で市に払い下げを行うようになりまして、本市初のプール、市営プールということでなりました。
このように鵠沼海岸は本市の観光に、その立地的な特色を生かし、古くから開発の一助として貢献されたわけでございまして、現在、鵠沼海岸は県下有数のビーチスポーツのメッカで、海水浴シーズンには多くの観光客が訪れます。この地域資源を生かし、地産地消の推進と連携して年間を通しての誘客に努め、元気な観光の町を再度つくりたいものです。
市長もマニフェストで観光立市などソフトの面を重点課題に掲げられております。ぜひハードな面からも十分に創造していただきたいわけです。
そこで質問ですが、江の島を中心とした観光から湘南海岸全体の観光拠点づくりについての見解をお伺いいたします。

◎経済部長(福島勇) 宮戸議員の一般質問にお答えいたします。
今年度策定を予定しております藤沢市観光振興計画におきまして、すそ野が広く、地域経済の活性化に大きく寄与する観光産業の持続的な成長と、観光立市藤沢の発展に向け、四季を通じた観光客の誘致、日本じゅう、世界じゅうからの観光客の誘致、南北縦断観光地化、地域の特性を生かした観光客の誘致を重点課題とした観光施策に取り組んでいるところでございます。海岸付近には聶耳(ニエアル)記念碑、ビーチバレー発祥の地、新江ノ島水族館や海岸線を走る国道134号線等の観光資源があります。このような観光資源を生かし、新たな観光資源の発掘や地元産品のPRなど、地域に根差した観光拠点については、その必要性についての研究をしてまいりたいと考えております。

議会にて

資料2を提示する

◆16番(宮戸光 議員) 次に、このパネルをごらんください。(資料2を提示)
これは本年8月の最終土曜日の昼下がりの引地川の河口の模様でございます。このように皆さん楽しくバーベキューを楽しまれておるんですけれども、このバーベキューについては県立湘南海岸公園内では禁止ということで、自由使用である公園外の河口の護岸や防潮堤で行われていると。こちらのパネルになりますけれども。現状でございまして、県の話では、直火でのバーベキューは公園外でも、これはできないということで、木炭などをセットしたコンロ型であれば、こういったところでは可能だということなんですね。バーベキューをすることは。問題は、このバーベキューをした後の不法投棄されたごみということでございまして、ボランティアでごみ清掃をしている方々の話では、無造作に放置されるごみ、マナーの悪さが大きな問題だということでございます。
このバーベキューについてですけれども、他市でも物議を呼んでおりまして、川崎市では多摩川、すなわち国有地を市が借用いたしまして、河川敷でバーベキューをされる方々から小学生以上1人500円、本年9月末日まで1カ月間、社会試験を行うということでございまして、また、東京の荒川でも国土交通省と各区などが連携をし、この自由使用である川にごみの不法投棄、バーベキュー、たき火などを禁止するといったルールが本年定められたわけでございます。昨今、利己主義の増大によりましてマナーの悪さ、モラルの希薄化が影響しておって、非常に寂しいことであります。
そこでお伺いいたしますけれども、このバーベキュー開催後のごみ処理についてですが、把握されておりますでしょうか。また、防潮堤で無造作に行われるこのバーベキューによる海の家への影響ですね。何か経営者などから意見を聞いていればお聞かせをいただきたいと思います。そしてまた、本市も、こういったバーベキュー開催者の皆さんが楽しく、そして周りの住民の方々にも迷惑をかけずに行えることが、これは望まれるんですけれども、何か対策を考えていらっしゃるのか、お聞かせをいただきたいと思います。

◎経済部長(福島勇) ごみ処理につきましては、海岸全域につきましては、持ち込んで出たごみは持ち帰りを県では啓発指導しているところでございます。
また、海の家への影響につきましては、鵠沼海岸の一部海の家でバーベキューを提供しているお店があり、少なからず影響は受けていると聞き及んでおります。
バーベキューの対策でございますが、国道134号線から海岸一帯まではそのほとんどが湘南海岸公園用地となっており、多摩川の河川敷と違い、広いスペースを確保することは現状では難しいと考えております。いずれにいたしましても、海岸一帯は県が管理しておりますので、県が検討する対策の中で連携を図ってまいりたいと考えております。

◆16番(宮戸光 議員) ごみ不法投棄問題については、さらに啓発を徹底して行っていただきたいと思います。また、次に、海の家は開業するのに設備費などの資金と県の許可まで必要ということであります。そういった意味では死活問題でありますので、御商売に影響が出ないように対策を要望いたします。また、湘南海岸公園内ですね。県所有の。この中にバーベキューエリアを設けていただけるよう要望をお願いいたしたいと思います。

議会にて

資料3を提示する

次に、このパネルをごらんいただきたいと思います。(資料3を提示)

これはサーフ90藤沢ライフセービングクラブですね。以下、ちょっと長いのでサーフ90と称しますが――のボランティアの方々が、こういった引地川で泳がれている方々に監視活動を行っていただいているという模様でございまして、引地川の河口で、これは遊泳される方が非常に多く、こういった現状をかんがみまして、本来はこの海岸のエリアをパトロールする、このライフセービングの方々が、こうして川のほうまでパトロールをされていらっしゃると。この上流の鵠沼橋付近までパトロールをされているというようなことで、非常にありがたいことでございます。

このライフセービングの方々でございますけれども、このパネルでちょっとごらんいただくと、(資料4を提示)

議会にて

資料4を提示する

これは、このボランティアの方々がわかりやすく、海水浴場は約200メートル先ということで、こういった看板も砂浜に仮設をしていただいているというふうなことでございまして、このボランティアの方々のお話では、川で泳がれて遊んでいらっしゃる方の8割は、先ほどお話ししたようなバーベキューをされている方だというようなことを伺っておりまして、本年、ロシアでも湖で多くの方がお亡くなりになったと。そのほとんどがお酒を飲んでいらっしゃったというふうなことで、そんなことで非常に危険なわけでございますけれども、しかしながら、こうした、この川なんですけれども、こちらについて、現状では自由使用ということでございますので、遊泳禁止ではなくて遊泳危険というエリアになっておりまして、遊泳危険ということでございますので、こういったボランティアの方々の注意喚起も、ほとんど聞いてもらえることがないのが現状だということで、また、本来は、この海岸をパトロールするわけですけれども、川のほうまでパトロールしなければいけないので、本来のパトロールエリアもちょっと薄くなってくると。手が足りないという状況があるようでございます。
古くは、この引地川の河口におきましては、中国国歌の作曲者の聶耳(ニエアル)氏が昭和10年にお亡くなりになってしまいました。また、3年前には本市の明治中学校の生徒2名が亡くなられたと。また、本年7月31日にも、この引地川から流されて亡くなっておるということでございまして、今、現状では県と市では引地川の遊泳者に対するパトロールは行っていないということをお聞きしておりまして、そこでまず、この遊泳の定義ということで、それとあと、海難事故が多発しているこの現状をかんがみまして、遊泳危険から遊泳禁止へ変更することについての考え方をお聞かせいただきたいと思います。また、禁止にした場合、問題があるのか、お聞かせいただきたいと思います。
川の河口は特に、こういった強い、こう見ますと腰まで、腰、胸ぐらいまでつかっております。この場合で強い離岸流が発生して、沖合にどんどん流されて、こういった死亡事故も発生しているという中で、二度と事故を起こさないという観点から行政として対策を講じるべきだと思いますが、見解をお聞かせいただきたいと思います。

◎経済部長(福島勇) 遊泳の定義でございますが、道具を用いるマリンスポーツを含めた水に入る行為すべてでございます。
また、引地川河口の遊泳禁止の変更につきましては、全面的な利用制限がかかる遊泳禁止は、マリンスポーツなどの海面利用者への影響も大きいことや、海岸並びに河川は自由使用を原則としており、遊泳という行為を規制する根拠となる法令がないことから、県からは難しいという回答を得てございます。
河口での事故対策につきましては、平成19年に発生いたしました引地川河口における市内中学生の死亡事故を受け、県では1年を通して遊泳危険の告知板等の設置を進めております。市では夏季期間中、夏期海岸対策協議会による注意喚起の看板を設置しております。また、平成20年から市内小中学校全校を対象に海岸において安全な遊泳に関する指導を実施しております。具体的には、夏休み前の小中学校の校長会において、日本ライフセービング協会の御協力により、指導員から海岸での遊泳の楽しみ方と怖さについて具体的な事例に基づいて御説明し、学校での指導に役立てていただいております。また、派遣要請があれば各学校単位による児童生徒への指導を実施しております。今後も海の怖さについて指導するとともに、海水浴場内での遊泳など、海を知ることにより楽しく安全に遊べることも伝えながら、事故再発防止に取り組んでまいりたいと考えております。

◆16番(宮戸光 議員) このパネルをまたちょっと、再度ごらんいただきたいんですけれども、(資料を提示)これですね。引地川のこの西側には、こうしたフェンスがあるんです。実は。東側のほうには、こっち側は、こっちはちょっとずっとないんですけれども。
サーフ90のこのライフセービングの方々のお話では、事故防止策としてこのフェンスをこちら側に構築することも必要だと、一つだということでお話ししておられました。今後、県と調整をしていただき、二度とこういう悲しい悲劇、こういったものが起こらないように、看板設置を含めた早急な対応を強く要望させていただきたいと思います。
また、川というのは自由使用でありますが、このような現状をかんがみ、さらなる対策を県と連携して打っていただきたいということも要望させていただきます。
また、現在、手弁当でボランティアでやられていらっしゃる、このサーフ90藤沢ライフセービングクラブへの、あわせてさまざまな、ライフセービングクラブの方々もそうですが、活動支援もあわせて要望させていただきたいと思います。
次に、よりよい観光拠点づくりには、きれいな砂浜づくりが肝要だと思います。海水浴シーズン終了後、くぎなどのごみが砂浜に残留している問題について近年問題視されましたが、その後の経過と、これらの問題の対策について行政の考え方をお聞かせください。

◎経済部長(福島勇) 海岸におけるくぎの散乱問題につきましては、本市に限らず海岸を有する近隣市の共有問題として認識し、県を中心に具体的対策に取り組んでおります。昨年8月下旬に神奈川県海水浴場組合連合会の御協力により、各海の家に砂浜におけるくぎの危険性と解体業者への砂浜に落ちたくぎ等の改修の徹底を指示するよう、チラシを配布いたしました。それを受け、同年10月に海岸におけるくぎの散乱状況調査を実施し、作業員による片瀬東浜、西浜、鵠沼海岸を磁石とざるにより回収作業を実施した結果、全域において1,073本のくぎが回収されました。また、第2回目の散乱状況調査をことし3月実施した結果、8,506本回収されました。回収したくぎは大部分が古いくぎであり、第1回で取り除けなかったくぎが強風等により表面に露出したものと考えております。
いずれにいたしましても、大量のくぎが砂浜から回収されましたので、これを受け、ことし、海の家設置申請の際、県では解体時のくぎの回収の徹底を許可条件項目に入れ、くぎの散乱防止につなげたいと考えております。今後も引き続き県と連携を図りながら散乱状況調査を継続し、状況の把握に努めるとともに、県の海岸占用許可に伴う原状回復に係る確認と指導の強化を図っていただき、本市も各海水浴場組合に対し、くぎの危険性と回収の徹底を各海の家に継続的に周知するよう要請をいたします。

◆16番(宮戸光 議員) くぎの問題は大分進んでいるという状況がうかがえました。
次に、聶耳(ニエアル)氏の記念碑がこの鵠沼海岸にあるわけでございますけれども、現状で、この観光客の推移について、この数年間の推移というものをちょっとお聞かせいただきたいと思います。

◎経済部長(福島勇) 聶耳(ニエアル)記念碑への観光客の推移でございますが、中国からの公式訪問による参拝者数で申し上げますと、平成17年度3団体19人、平成18年度5団体60人、平成19年度6団体97人、平成20年度5団体110人、平成21年度15団体463人となっております。

◆16番(宮戸光 議員) ちょっと数字を聞いて、大変少ないなということに、ちょっとびっくりして、聶耳(ニエアル)氏も悲しんでいるのかななんていうことかと思います。
そこで質問ですが、今後多くの観光客が立ち寄れる拠点形成の構築への考え方、お聞かせをいただきたいと思います。

◎経済部長(福島勇) 中国人の訪日に対する観光ビザ発給の要件緩和等により中国人観光客が増加し、それに伴い、今後、記念碑に多くの方がお立ち寄りになることが予想をされます。本市といたしましては、聶耳(ニエアル)記念碑を観光資源としてとらえ、トップセールスによる誘客や中国語による観光ホームページの構築や、パンフレットの作成など、受け入れ体制の充実を図っているほか、中国からの団体旅行客を受け入れるため、スケートパーク内に聶耳(ニエアル)記念碑訪問者用の大型観光バスの駐車スペースを確保しております。
また、記念碑に関する内容を理解していただくために、中国語表記による石板をことし秋に設置をするなど、より多くの中国人旅行者にお立ち寄りいただける施設となるよう努めてまいりたいと考えております。

◆16番(宮戸光 議員) それでは次に、花火大会についてでございますけれども、本年、花火大会が8月と11月に2回にて開催されることになりますが、その理由と来年以降の開催についての見解をお聞かせください。また、毎年の花火大会にかかわる費用、協賛金の収入状況についてお聞かせをいただきたいと思います。

◎経済部長(福島勇) 本市の代表的なイベントである花火大会につきましては、本年11月にAPECが横浜で開催されるに当たり、藤沢警察署に既に署員の訓練派遣等が実施されており、例年どおりの県警本部を含めた警備体制が困難であるとの回答がありました。このことから、8月3日に湘南龍の口灯籠流しの中で江の島納涼花火として縮小して実施し、当日は5万人もの皆さんに楽しんでいただきました。
APEC終了後の11月27日には市制記念事業として藤沢市花火大会を開催することとし、現在準備を進めております。来年以降の開催につきましては、ことしの2回の花火大会の検証を行うとともに、観光施策として四季を通じた観光客の誘致に向けた観点も考慮しながら、各関係機関と十分な協議をして決定してまいりたいと考えております。
花火大会にかかる経費及び協賛金につきましては、平成19年度は事業費3,233万円、企業協賛金209件、1,968万円でございます。平成20年度は事業費3,398万円、企業協賛金224件、1,962万円でございます。平成21年度は事業費3,185万円、企業協賛金237件、1,702万円となっております。

◆16番(宮戸光 議員) 企業協賛金額が毎年減っており、経済が低迷していることが読み取れると思います。全国で花火大会が今、開催件数が527件ほどあるそうなんですが、そのうち133件が有料席を設けているということで、このまま進みますと花火を買って見る時代になるのかもしれませんね。
次に、鵠沼海岸駅に2002年のダイヤ改正により急行が停車しなくなり、乗降観光客が減少し、地元商店街でも困った問題ということを伺っておりまして、この問題につきましては、海老根市長も議員時代に積極的に行動されていたことが議事録からも読み取れます。
ここで質問ですが、鵠沼海岸駅において1日当たり何本の急行が停車しなくなったのか、お聞かせください。

◎経済部長(福島勇) 平成14年のダイヤ改正により、新たに湘南急行、現在の快速急行の運転が開始されました。結果として、快速急行が10両編成のため、6両編成でなければ停車できない鵠沼海岸駅は通過することになり、鵠沼海岸駅における急行本数は改正前の平成13年、上下線合わせて1日66本から、平成14年改正後は1日51本に減っております。現在は、急行がほぼ10両編成による運行になっていることから、鵠沼海岸駅に停車する急行は上下線合わせて1日3本となっております。

議会にて

体験地引網の様子を提示

◆16番(宮戸光 議員) 1日66本から、今、1日3本ということで、大分減っちゃったということでございますね。こういった急行が停車しなくなったことによりまして、鵠沼海岸商店街の経済効果にも影響が出ているようでございます。先月、ロマンスカー、湘南マリン号並びにメトロ湘南マリン号の鵠沼海岸駅への停車について、平成22年度神奈川県鉄道輸送力増強促進会議の小田急線部会に年に一度の要望を提出していただきました。このことは地元の方々にとっても非常にありがたいことであると思います。

それでは次に、本市主催の漁業体験教室を6月に、7月ですか。行われたと思うんですが、漁業体験教室、地びき網体験学習イベント、いわゆる海の学校でしょうか。こういうものが開催されたわけでございますけれども、主催者として、このような開催したことについての感想をお聞かせいただきたいと思います。

◎経済部長(福島勇) 地びき網体験学習イベントは、藤沢の漁業や魚介類について知っていただくとともに、海の環境に親しみ、水産物の地産地消及び市内水産業の発展を図るため、藤沢市漁業協同組合の御協力をいただく中で本年度から開催したもので、藤沢市在住の親子を対象に夏休み期間中の7月と8月の計2回開催いたしました。参加者は募集人数の150名に対しまして7月、8月とも倍近くの応募があり、それぞれ抽せんをさせていただいた状況で、市民の皆様からは大変関心を持っていただいたものと考えております。
イベントの当日は夏休みの暑い時期でございましたが、日差しを避けられるよう、建物を使用したりテントを設置していただくなど、藤沢市漁業協同組合から御配慮いただき、参加者からは感謝の声をいただいております。また、体験学習では藤沢市漁業協同組合から地びき網漁の網のかけ方や網の引き方の説明を初め、藤沢でとれる豊富な魚種やその食べ方の説明もあり、水産物の地産地消を考えるにはとても有意義な体験学習になったものと考えております。

◆16番(宮戸光 議員) 大変何か人気があったということで御答弁いただきました。
このパネルをごらんください。(資料を提示)これは当日の授業風景の一こまなんですが、このように漁師さんが、畳イワシの料理の教室ですね。お子さんがこうして生シラスをこのような形で、何かこう、専用のこういったものに網に載せまして、とんとこうやるような、こういった。親御さんもこういったことをされたことがないということであったようで、非常に親子の触れ合いという中でも、また新たな発見ということで、非常にほのぼのとした雰囲気だったということで楽しまれておったわけでございますけれども、このように子どもから大人まで一緒に同じ位置、目線で楽しめる非常によい市主催事業であったと思いますが、今後の取り組みについてお伺いいたします。

◎経済部長(福島勇) 地びき網体験学習イベントにつきましては、藤沢市の漁業や、そこでとれる魚介類を知っていただくには有意義な事業であったと考えております。今後につきましても、本市の水産業に対する理解を得ることに加え、子どもたちの食育や地産地消の推進につながるよい機会と考えますので、継続して実施していきたいと考えております。

◆16番(宮戸光 議員) 次に、この海岸地域は本市所有地で、県の外郭団体、株式会社湘南なぎさパークへ公園施設管理許可を行っている旧小田急プールガーデン跡地があると思いますが、ちょっと伺わせていただきたいんですが、現在の許可期間と年間使用料及び管理面積についてお聞かせいただきたいと思います。

◎まちづくり推進部長(藤島悟) 旧小田急プールガーデン跡地につきましては、平成13年度から下水道施設建設までの暫定利用として、株式会社湘南なぎさパークが公園施設管理許可を受け、スケートパークとして管理運営してございます。現在の許可期間は本年4月1日から平成25年3月31日までの3カ年、年間使用料は337万80円、管理面積は1万5,183平方メートルであります。

◆16番(宮戸光 議員) 面積が1万5,000平方メートル強ということで、しかも、これだけの好立地。月間賃料に換算しますと約28万円とは非常に破格だなというふうに思うわけですね。駐車収容台数は140台ということで、1台当たりの駐車料、夏場は1回2,000円、それ以外のシーズンは1,000円から1,500円ということでございまして、そのほか2階建てと1階建ての建物が1棟ずつありまして、施設規模と家賃が合っておらず、何かちょっともったいないように思うわけでございます。
大変好立地のこの敷地の利活用については後ほど触れさせていただきますが、その前に、昨年、私が一般質問もさせていただきました、この敷地における貯留管とポンプ場の話について質問をいたします。
ここでは、これら施設の規模、位置と施工時期についてわかる範囲でお聞かせをいただきたいと思います。

◎土木部長(金澤將光) 鵠沼南部貯留管とポンプ場につきましては、海岸内陸部の鵠沼南部排水区におけます合流式管渠の能力不足を要因とする浸水被害や、雨天時の越流水の削減を図ることを目的とした合流式下水道改善事業の根幹をなす施設で、一体的な施設計画としております。整備計画といたしましては段階的に進めることとし、まず先行いたしまして鵠沼南部貯留管の整備を計画しております。
御質問の施設規模、位置と施工時期でございますが、鵠沼南部貯留管は旧プールガーデン用地を発進基地とし、国道134号線の江の島方面地下部を設置位置としており、平成23年度より着手予定のハス池周辺地区の鵠沼東部貯留管の完成後、おおむね平成26年度に着手する予定でございます。作業ヤードは当用地内の引地川沿いに約1,500平方メートルほどを要するもので、それらを含めまして5年程度の事業期間となる予定でございます。
鵠沼南部ポンプ場につきましては、現段階では貯留管の整備後、合流式下水道の緊急改善計画に基づきまして、平成35年度を期限に整備する予定でございます。施設面積といたしましては、貯留管と同様に川沿いのおおむね6,000平方メートル程度を要するもので、今後、施工ヤードを含めた工事実施計画について詳細に検討してまいりたいと考えております。

◆16番(宮戸光 議員) 35年度までに全部終わるというような御答弁と、また、平成26年からスタートするということで、貯留管についてですね。そんな御答弁もあったわけでございます。
先週末、鵠沼の地域経営会議の方々から、海の駅ということで、「湘南くげぬま」構想について要望書が市長に、先週の金曜日だったと思うんですが提出されたということで、行政の考え方について、ここは直接市長に御答弁をお願いしたいと思います。

◎市長(海老根靖典) 仮称でありますけれども、海の駅「湘南くげぬま」は、観光機能、休憩機能、情報発信機能、地域連携機能と附帯機能としてマリン・ビーチスポーツ機能を持つ施設というふうにお聞きをしております。今年度に策定を予定しております藤沢市観光振興計画における重点課題の一つといたしまして、地域の特性を生かした観光客誘致を挙げているところでもあります。そうした観点から、現在、本市の観光の中心となっている湘南海岸エリアは、魅力ある海浜観光地として観光資源が豊富に点在する地域であると認識をしております。
本市といたしましては、今後の観光戦略の柱として、地域の活性化や経済効果に直接結びつく消費観光をいかに進めていくかが大変重要な課題であるというふうに考えております。そのためには観光客の滞在時間の延長、また、消費行動に結びつける観光商品の開発が重要になることから、その中心的役割を果たす観光拠点は消費観光を進める上で重要な要素というふうに考えております。
なお、この海の駅構想につきましては、地域経営会議からの御提案でもあり、私のところにも要望書が出されております。私といたしましては、地域の思いを尊重する中で真摯に受けとめさせていただいて、今後、その実現性について前向きに検討していきたいというふうに思っております。

◆16番(宮戸光 議員) ぜひ前向きによろしくお願いしたいと思います。
少々鵠沼の今の問題、さまざまございましたけれども、意見と要望を述べさせていただきたいと思います。
鵠沼海岸はサーファーやビーチバレーなどの観光客でにぎわっておりますが、なおかつそこに地産地消品の物販や食事、地域紹介、情報発信、休憩ができる施設ができれば、観光拠点となり、さらに観光地として藤沢が相乗効果で活性化して盛り上がると考えます。もちろん地元農水産物の市内流通経路の確保や地産地消のまちづくりの推進、新たなシステムづくりにもつながることと存じます。観光はすそ野が広い産業であり、見るだけの観光から地域資源を生かした体験型と消費型の観光を目指す必要があります。サーフィンやビーチバレーやビーチテニスなどを初めとするマリン・ビーチスポーツ体験教室や、さきに述べました本年、また、本年2月には昆明の子どもたちも体験した体験漁業教室などとの連携も有効と考えます。また、バーベキューについても、こういった施設でできるようになれば、それに起因するごみ問題や海の家との協調などの問題も解決につながることと存じます。また、現状、聶耳(ニエアル)記念碑へ訪れる観光客数が非常に少ないわけでございますけれども、連携することによって相乗効果が生まれることと思います。
本市の商業推移なんですが、平成19年商業統計では、平成16年と比較して、小売業では約170店舗の減少、年間販売額では345億円の減少で、商店数、年間販売額ともに大幅減少が顕著であります。鵠沼地区でも地域まちづくり目標を「商店街の賑わいは、まちの元気につながります」と掲げております。このようなことから、海の駅「湘南くげぬま」が開設されることになりますと、鵠沼海岸駅からの動線、道のりにも経済効果が生まれ、町が元気になることと思います。もしかすると新たな湘南鵠沼ブランドが生まれるかもしれません。
こちらをごらんください。(資料を提示)これは先般、我が会派で視察に壱岐対馬を訪れた際に、道の駅に立ち寄った際に購入したものでございます。壱岐対馬に文字かけまして、イキツシマン参上、ミルクキャラメルということで、こちらはドロップということで、(資料を提示)そのほかいろいろ、携帯ストラップであるとか、ボールペンとか、いろんなものがございましたけれども、これは中をあけますと、これは、きょう召し上がっていただこうかなと思ったんですが、もうおいしかったので全部食べちゃいましたので、おまけしか入ってございませんので、こういったおまけも実は入っているということで、5人合わせて離島戦隊イキツシマンということでございます。
こういったものがあるんですが、同僚議員からもこういった御当地キャラクターについて質問が過去あったわけでございますけれども、例えば、こういったものを今後鵠沼で考えますと、海と歴史を守るローカルヒーローが、こういったものが登場するのかなと。例えば、子どもから大人までカルシウムいっぱい、シラスホワイトとか、いい波来れば会えるかも、サーフブルーとか、また、土甘郷――土甘郷というのはこの辺の地域のことを昔言ったわけでございますけれども、土甘郷、歴史と文化は私にお任せ、カルチャーイエローとか、また、鵠沼の松風香る、クロマツグリーンとか、また、時代を越えて今あらわれる、メダカブラック、5人合わせて観光戦隊クゲヌマンという、こういったものが、新キャラクターがもしかしたら町を救うことになるかもしれません。また、本市と観光船が復活されました、例えば大島にはいとこがおりまして、オオシマンといういとこがいるのかもしれませんし、そういう設定も考えられるわけでございます。こういったことを今後発信をしていくのかなと思うわけでございます。
次に、こういった顧客をふやすためには、放送メディアや、それからまた旅行会社、鉄道・バス会社、そのほか新江ノ島水族館、こういったところとのネットワークづくりは欠かせないと思います。この海の駅が盛り上がってくれば、もしかしますと小田急電鉄さんも臨時列車の運行や急行を停車してくれるかもしれません。そしてまた、先ほど花火大会の質問をさせていただきましたが、地域独自で花火大会もやるようなことにつながるのかなと思います。
次に、経営安定のために、これは顧客の平準化、すなわち繁忙期と閑散期があるわけでございますけれども、顧客対象を切りかえた品ぞろえ、季節ごとのイベント開催、宣伝などのマネジメントが必要不可欠と考えます。広域行政的観点から茅ヶ崎でも考えられている海の駅構想とのドッキング、また、総合資源の有効活用やエコチャリによる連携なども、こういったものも考えられます。経営形態はさまざま考えられますけれども、資金、必要資金の調達や事業運営を民間主体で行うPFIも、方法も一つだというふうに思います。
次に、設置場所についてでございますけれども、地域経営会議では、本市の所有している鵠沼海浜公園、現スケートパーク敷地を要望第1案として提案してございます。ここには貯留管とポンプ場の建設予定があることから、先ほども御答弁いただきました。一時暫定使用、将来的な上部利用を含めた検討としての提案でございます。第2案としましては、引地川のちょうど東側にあります県立湘南海岸公園の暫定使用で、将来的な鵠沼海浜公園への移転を提案しております。ちなみに、第1案のほうで、あくまでもこれは想定でございますけれども、御答弁の貯留管とか貯留管、ポンプ場など施工位置、面積や車両の出入りを考えたときに、施工位置の、それら施工位置の西側の部分でございますけれども、ちょうどこのあたりがあいているのかなと。(資料を提示)これは一番西側のところなんですけれども。ぜひこれからこういったことに研究を重ねていただきまして、市有財産の有効活用、市民主体のまちづくりの観点から有効に活用していただきたく要望いたします。
地域の方の話では、現在開業している施設については県立湘南海岸公園内にある広場に拡張移転していただくことによって、現利用者にも御理解いただけるのではとのことでございます。県への要望もお願いしたいと思います。
今回、この地域経営会議の要望書の終わりにこう書いてあるんですが、「趣旨を十分ご理解頂き設置に向けた早期の検討をお願いするものです。また、将来的には近接地に長期滞在型のリゾートホテルを建設し、外国人・国内観光客の長期逗留のきっかけにしたいとあります」、こう書いてあるわけですね。地元住民の皆さんが手弁当であちこち視察に出向いたり、本市の状況を長期間にわたって調査研究した結果であります。まずは実行準備委員会などを設置し、基本案などの策定や研究、検討に取りかかっていただきたく要望いたします。
次に、こういった観光拠点には、構築には、文化財などをうまく活用することも肝要と存じます。現在、本市には国、県、市の指定する重要文化財が合わせて90件ほど指定されております。これら市内文化財の利活用として、地域力を生かしたお祭りなどがあるわけでございますけれども、鵠沼の皇大神宮や辻堂の諏訪神社などの例大祭でおはやしが供宴されておりますが、これら無形民俗文化財の活用における課題は何があるのか、お聞かせいただきたいと思います。

◎生涯学習部長(中村亮一) 市内では各地におはやしの保存会があり、市民まつりを初め、各地域の行事に御参加、御協力をいただいているところでございます。このような無形民俗文化財の活用における最大の課題は、その保存、継承のための後継者の育成であると考えております。そのためには地域の伝統民俗芸能を広く知ってもらい、親しんでいただくための広報・周知活動に一層努めていくとともに、記録映像等を利用した後継者の育成についても検討してまいりたいと考えております。

◆16番(宮戸光 議員) 毎年市民まつりが開催され、本年は特に市制70周年ということで、おはやし保存会の方々も盛り上げたいという気持ちはあるようですけれども、山車を藤沢駅まで運搬するには、これは車軸の耐久性とアスファルトの関係、また、人形と電線との高さの問題とか、大きな問題があるようでございますけれども、ぜひ、さまざまな方面から支援をお願いいたします。
次に、この文化財の所有者、この管理者から支援があった場合、現状として何ができるのかお聞かせください。また、文化財の二重指定は、県とか市とか国の指定の話ですけれども、二重指定はできないということでございますけれども、仮に県指定になった場合の保存管理奨励交付金との関係、これはどのようになるのか、また、あわせて交付される金額についてお聞かせいただきたいと思います。

◎生涯学習部長(中村亮一) 市指定重要文化財の保護に関する支援につきましては、維持管理に対しましては保存管理奨励交付金及び消耗や破損などに対しましては修理等補助金交付要綱に基づく修理代金の一部の補助がございます。また、県の指定文化財となった場合の維持管理に対する県の交付金につきましては、年々減額されてきている状況であり、市指定における交付額より低い現状でございます。なお、今後は地域の貴重な財産を保存、継承していく立場から、国や民間の助成制度の情報提供など、さまざまな支援方法を研究してまいりたいと考えております。

◆16番(宮戸光 議員) 御答弁の、市指定の文化財から県指定の文化財に格上げした場合の交付金額については、市指定のほうが高いということでございまして、しかしながら、県指定となりますと、その分、箔がつくというんでしょうかね。その結果、多くの観光客に来藤してもらえ、結果として経済効果をもたらしてくれるということも考えられます。
来年2月に第11回地域伝統芸能祭りが東京のNHKホールで開催されるようですが、そこに本市の鵠沼皇大神宮の例祭が出演依頼候補としてオファーがあったと聞いております。大変名誉なことであり、出演すれば町の活性化の一助として大きな効果も期待できることと存じます。今回は実行委員会である財団が運搬費用を負担するということで、このような情報は大変ありがたいことであると思います。そういった意味で、金銭だけではなく、ぜひ文化財の有効活用に関する情報などを積極的に市民に御案内していただき、今後とも支援をお願いしたいと思います。
次に、この鵠沼皇大神宮、通称烏森神社のお祭りに登場する、この9基の人形山車でございますけれども、市内でも貴重な歴史ある人形山車で、市の重要有形民俗文化財に指定されております。また、例祭そのものがかながわ民族芸能50選に挙げられております。さらに、皇大神宮のそのものが年頭新年の藤沢七福神めぐりの、唯一の日本の神である恵比寿さんとしても知られております。
このような地域資源を有効活用することは、観光拠点など新たなまちづくりにつながると考えますが、見解をお聞かせいただきたいと思います。

◎生涯学習部長(中村亮一) 議員御指摘のとおり、鵠沼皇大神宮の人形山車を初め、市内各地域にはお祭りなどの民俗文化財や豊かな文化、歴史に触れることのできる地域資源が数多くございます。市民の皆様のお力と行政の力を合わせて、これらの地域の文化財資源である史跡、記念物、建造物を効果的につなげ、点と点を線により結びつけ、ネットワーク化した文化財マップ等により市内外に紹介することは観光振興の一助ともなり、地域の活性化に有効であると考えております。今後とも、より一層地域と連携を図り、文化に親しめる地域のまちづくりに努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

◆16番(宮戸光 議員) 御答弁ありがとうございました。
ここで鵠沼の皇大神宮の例大祭の紹介を、せっかくですので、時間もまだありますので、させていただきたいと思います。この件は、我が会派の団長であられます栗原議員が皇大神宮の氏子総代会の一人ということでもありますので、一部ともに調査させていただきましたので、紹介させていただきたいと思います。

議会にて

資料5を提示する

このパネルをちょっとごらんいただきたいんですけれども、(資料5を提示)これは9基の人形山車が1列に整列をしまして、こういう形でですね。お宮に近い町内会から順番に、宮之前、上村、それから清水、宿庭、苅田、大東、仲東、原、堀川と、9つの町内が並んでいるんですけれども、各町内のこの人形山車は明治中ごろに制作をされまして、代々氏子によって保存方法、それから、こういった仕組み、組み立て方法が受け継がれまして今日に至っております。たたいているおはやしは大きく分けて3種類。昇殿というのと新囃子、そして旧囃子ということで。町内によっては鎌倉囃子というものもたたいている町内もあるわけでございまして、おはやしには字と玉がありまして、笛の音色を聞き分けながらたたくということでございます。たたき方は多少町内によっての違いはあるわけでございますけれども、さほどそんなに変わりはございません。
この先頭を走る人形山車は那須の人形山車の人形ですけれども、これは那須与一宗高でございまして、今から825年前の源平屋島の戦いにて扇の的を射った人物ということでございまして、鵠沼地区のふるさとまっぷというものがあるんですけれども、(資料を提示)これの表紙にも実は、この那須与一宗高が登場しているということなんですね。

こんなことで、この那須与一のお話をちょっとさせていただきますと、せっかくですからね。時間もありますので。与一の重臣であった浅間氏というのがいるんですね。その浅間氏の末裔の方がいらっしゃいまして、その方にお話を伺ったところ、弓一張と矢を、この戦いに行く前に、出向く前に必勝祈願の意味で奉納したと語り継がれているということでございまして、このことは明治初期の皇国地誌というものがありますよね。皇国地誌にも載っておりまして、この与一の重臣の浅間氏は神官であったということで、当時、皇大神宮には神官が不在であったため、浅間氏が数百年にわたって神職を務めていたということでございます。

議会にて

資料6を提示する

次に、こちらのパネルなんですけれども、(資料6を提示)山車と山車が向き合いまして、おはやしを供宴するというものも、この例大祭の見どころなんですね。山車のこの左には大きなのぼりがあるんですけれども、これはのぼり4町内といいまして、これは4つの町内会が、お宮に近い宮の前、上村、清水、宿庭の4町内が、例大祭が始まる2日前の8月15日から8月17日までの毎日、朝上げて夕方おろすと。これを上げ下げを繰り返すと。こののぼりでございますけれども、非常に重くて数十キロあり、毎日の上げ下げに相当労力を要するというふうに言われております。のぼりの先端には榊がつけられておりますけれども、これですね。天上界より降臨される神に対する目印だということで、神の御降臨に逆らう者はいないという意味もあるそうでございまして。
次に、このパネルをごらんいただきたいんですけれども、これは各町内の人形山車が一斉に境内の中に入っていった後でございます。この人形が左から楠木正成、浦島太郎、また日本武尊、仁徳天皇ということで、こういった形で中の境内でそろいますと、いよいよクライマックスということで。そのころ拝殿で行われているのが、日常生活の3つの神の御加護をいただくということで、市無形文化財指定の湯華神楽、別名湯立神楽の奉納ということで、これは奉納が終了するまで、こういったおはやしの供宴が続けられまして、このお神楽の終了と同時に終了するということでございます。
こういった人形山車でございますけれども、昭和34年にはマイアミビーチ市との姉妹締結があったんですけれども、その際にはこの9基の山車が江の島まで行っちゃったんですね。当時、砂利道だったということで、この人形山車が非常に、サスペンションとかがありませんから、四輪固定の山車ですから、非常に持っていくのが大変だったんですが、砂利道ということでクッションになって長距離の巡行ができたということでございます。
このような壮大なお祭りでありますけれども、これは本市内の神社仏閣の中で最も古いということで、相模國土甘郷総社であったゆえんと感じ取れるわけでございます。土甘郷というのは、いろいろ諸説あるわけでございますけれども、奈良時代の西暦735年、相模国司が中央政府に報告した交易帳の中に鵠沼付近をあらわす土甘郷が記されて、書かれているわけですね。明治5年に開校した旧鵠沼学舎、現在の鵠沼小学校の校歌には「小鳥が歌う海がなる」「砥上が原(土甘郷)の春よ秋」ということで、砥上が原がうまく歌われているわけでございますけれども、この土甘郷と砥上が原とは同じであるという説が一般的だということでありまして、砥上が原というのは引地川と境川に挟まれた地域を指すようで、昔はこの2河川が自由気ままに蛇行する川であったため、三日月湖など湿地帯が形成して、その結果、鵠ですね。現代名の白鳥が飛来するアシが多く茂る湿原であったということでございます。鵠沼の方々もこうした歴史を非常に大切に重んじて、ぜひこういった場面でも取り上げてもらいたいと。ほかの議員さんにもお伝えをしていただきたい。こういうふうなこともおっしゃっておりましたので、お話をさせていただいているわけでございますので。
また、こういった鵠沼のお話でございますけれども、今の鵠沼の地域まちづくり目標、この中には「鵠沼の歴史と文化、魅力を市民活動などと連携して広く発信するまちを目指します」と掲げられておりますけれども、こういったものにつきまして地域の方々からも同様な、氏子さんからもいただいておりまして、昨今の近代化や世代交代により、人々のこういった伝統文化への意識が希薄化しているということがうかがわれるということでございます。
そんなことで、こういった伝統文化を残しましょうというふうなことで、鵠沼のこのお祭りの中からは、伝統文化の保存、継承と観光拠点の形成5カ年計画なるものを考えておられますので、これから地域、市民、行政一体で行う観光拠点型の祭りについて、ハードな面とか、ソフトの面とか、さまざまこれは提案があることと思います。これからですね。ぜひ市当局のほうも耳を傾けて地域活性化につなげていただきたいと要望いたします。
また、最後に、今回は鵠沼、また、皇大神宮の人形山車、歴史について中心に観光拠点構築について質問させていただきましたが、本市には大庭城や江の島弁財天の道標、清浄光寺ほか見どころ文化財が豊富にあります。さまざまな文化財の継承、保存や利活用、地域の活性化や観光振興、さらには新たなまちづくり拠点づくりということで、そういった視点に立って、ぜひ今後とも力を注いでいただくことを強く要望いたしまして質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。